eスポーツはまだまだ世間的には新しい分野ですが、立派な新競技として受け入れられました。プロゲーマーという新しい仕事が誕生し、たくさんの人々の注目を集めています。そんなプロゲーマーとして働く魅力ですが、やはり自身の趣味や好きなことをそのまま仕事にできることでしょう。現実問題として、自身の趣味をそのまま仕事にするのはとてもハードルが高い試みです。たとえば、趣味でカレーを作るのが得意で、本当にお店に匹敵するほどの味を出せたとしても、それだけでカレー屋がオープンできるわけではありません。

一方で、プロゲーマーの世界は新規参入が比較的容易です。もちろん一般的なプロスポーツ同様に、優れた技術と天性のゲームスキルを持った人のみ、プロとして生計を立てられるシビアな一面はあります。ただ、他の分野に比べてアマチュアのユーザーが新規参入しやすく、本業を続けながらプロゲーマーとして副業を営むことも充分可能です。

アクションゲームや格闘ゲームを研究したり、多くの観客が集う巨大なイベント会場で華麗に対戦したりすることが、プロゲーマーの日常となります。また、ゲーム開発者との対談や、有名なクリエーターとのネットイベント開催、自身がプロデュースする商品の開発に携わるなど、eスポーツの枠を超えて活躍できることもあるでしょう。好きなゲームで勝利することにより、栄誉と名声、そして賞金やスポンサー契約が得られるのもプロゲーマーだけの特権といえます。